ふすま張り替え壁紙で簡単リメイク!選び方から手順、注意点まで解説
2024.09.29賃貸住宅でも、ふすまを張り替えることで簡単に部屋の雰囲気を変えられます。
しかし、賃貸住宅では壁紙を自由に貼れないため、ふすまの張り替えは手軽に模様替えできる有効な手段です。
この記事では、ふすまの張り替えに最適な壁紙の選び方から、手順、注意点までを解説することで、賃貸住宅でも手軽にふすまをリメイクできる方法を提供します。
ふすまの張り替えに適した壁紙を選ぶことは、リメイク成功の鍵を握ります。
賃貸住宅でふすまを張り替える場合、壁紙の種類選びは特に重要です。
賃貸住宅では、壁紙を自由に貼れないため、ふすまに最適な壁紙を選ぶ必要があります。
市販の壁紙には、のりで貼るタイプ、両面テープで貼るタイプ、裏面がシールになっているタイプ、アイロンで裏面ののりを溶かしながら貼るタイプなどがあります。
しかし、発泡スチロール製やダンボール製のふすまには、のりで貼るタイプの壁紙を使用できません。
芯材の発泡スチロールやダンボールは木材ほど頑丈ではなく、のりに含まれる水分で弱りやすいためです。
また、発泡スチロールは熱でも溶けてしまうので、アイロンで貼るタイプの壁紙も使用できません。
「ふすまは軽いけど芯材が発泡スチロールかダンボールかまで分からない」という場合は、アイロンタイプも避けることをおすすめします。
両面テープとシールタイプは、4種類のどのふすまにも使用できる壁紙です。
のりの水分でふすまが反ってしまうため、「本襖×のりタイプ」の場合は必ず両面に貼りつける必要があります。
ふすまに貼る壁紙は、なるべく国産のものを探すようにしましょう。
国産の壁紙は、ふすまの幅に合う大きさ(92センチメートル)で作られている製品がほとんどです。
一般的な住宅で使用されるふすまの幅は、周囲の木枠の部分を含めて約90センチメートル。
国産壁紙なら、1枚をそのまま貼りつけるだけで綺麗に全面を覆うことが可能です。
海外製の輸入品は幅40~50センチメートル台のものが多いため、ふすまには複数枚を貼る必要が出てきます。
壁紙の長さ(高さ)は数メートル単位で販売している場合がほとんどなので、壁紙がふすまの高さに足りるかどうかは心配いりません。
ふすまの張り替えに必要な道具や手順を詳細に解説します。
壁紙の種類ごとの貼り方やコツをわかりやすく説明することで、初心者でも安心して作業に取り組めるようにサポートします。
ふすまの張り替えに必要な道具は以下の通りです。
・マスキングテープ
・カッター
・なでバケ
・定規
・雑巾
なでバケはふすまと壁紙の間の気泡を抜くための道具です。
その他必要なものは、壁紙タイプなどによって適宜変わります。
「壁紙施工道具セット」も販売されているので、まとめて購入してみるのもおすすめです。
まずは、リメイクしたいふすまを外しましょう。
複数枚のふすまを同時にリメイクする場合は、きちんと元の位置に戻せるよう、番号などをふっておくのがおすすめです。
ふすまを取り外したら、壁紙を貼っていく前にふすまの表面を綺麗にします。
濡らした雑巾をしっかり絞って、付着しているホコリや汚れを拭き取りましょう。
この作業はお好みで省略も可能です。
引き手は釘で固定されているので、「外すのが面倒・不安」という方は、引き手を外さずに壁紙を貼っていきましょう。
引き手を外してから作業をしていく場合は、以下の手順で取り外しを行います。
・てこの原理で引き手を少し持ち上げる。
・緩んだ釘を曲がらないように引き抜く。
・引き手を外す。
壁紙の貼りつけタイプに関わらず、基本的な流れは以下の通りです。
・壁紙のサイズをふすまよりひとまわり大きい程度に整える。
・周囲の枠をマスキングテープで保護する。
・壁紙を貼りつける。
・両面テープで貼るタイプの壁紙
まず、ふすまの方に20cm間隔の格子状に両面テープを貼ってください。
そのあと、テープの台紙を剥がしつつ、上から慎重に壁紙を貼りつけます。
1度貼ると修正がしにくいため、4タイプの壁紙の中ではもっとも難しい方法です。
・アイロンタイプの壁紙
その名の通り、アイロンを当てることによって貼り付けます。
初めに壁紙の位置調整が行えるのがメリットです。
マスキングテープで固定したり、ふちに折り目をつけたりしておきましょう。
気泡が入らないよう、アイロンは内から外へ空気を逃がすイメージでかけてください。
・のり・シールタイプの壁紙
裏面の台紙を剥がし、そのままふすまに貼っていきます。
のりが別添えの場合は、自分で塗らなければいけません。
簡単ですが、気泡が入りやすいタイプなので、大まかに接着できたらなでバケを使ってしっかり貼りつけましょう。
無事に壁紙を貼りつけられたら、最後に細かい部分を整えましょう。
ふすまからはみ出た余分な壁紙を、枠の内側に沿って定規とカッターで処理してください。
引き手を外したのであれば、真ん中あたりを少し切り抜き、最初と同じように引き手を取りつけてください。
ふすまの釘は普通の金槌だとやりにくいので、専用の釘打ちを購入するのがおすすめです。
賃貸住宅でも、ふすまを張り替えることで簡単に部屋の雰囲気を変えられます。
ふすまの張り替えに最適な壁紙は、ふすまの種類によって異なります。
発泡スチロール製やダンボール製のふすまには、のりで貼るタイプの壁紙は使用できません。
国産壁紙は、ふすまの幅に合う大きさで販売されているため、おすすめです。
ふすまの張り替えは、必要な道具を揃えれば、手順通りに作業を進めることで、初心者でも簡単にできます。
賃貸住宅でも、手軽にふすまをリメイクして、自分だけの空間を作ってみましょう。